マッチングアプリで「独身」と表示されていた相手が、実は既婚者だった——近年増えているご相談です。このページでは、アプリ特有の証拠の残し方と、対応の考え方を解説します。
マッチングアプリで既婚者と知り合った場合
多くのアプリは独身者向けを掲げており、既婚者が「独身」と登録して利用すること自体が欺もう的な行動です。交際に発展していた場合、貞操権侵害の問題として整理できる可能性があります。
まずは、相手とのやり取りとプロフィール画面を保存することから始めてください。
独身と表示されていた場合
プロフィールの婚姻ステータス表示、自己紹介文、「独身だ」と説明するメッセージは重要な資料です。相手はアカウントを削除・退会できるため、気づいた時点で早めにスクリーンショットを保存しましょう。
アプリ名・利用期間・課金履歴(マッチした時期の裏付け)も整理しておくと役立ちます。
相手の配偶者から連絡が来た場合
ある日突然、相手の配偶者から慰謝料請求の連絡が来ることがあります。既婚者と知らなかった場合、その事情は重要な反論材料になり得るため、慌てて謝罪や支払いの約束をしないでください。
連絡の内容を保存し、回答の前に弁護士へ相談しましょう。請求された方向けガイドもご覧ください。
貞操権侵害の検討
「独身と信じて交際した」「結婚を期待させられた」「妊娠が関係している」などの事情がある場合、相手本人への慰謝料請求(貞操権侵害)を検討できる場合があります。成否は個別事情によるため、貞操権侵害ガイドを確認のうえ弁護士にご相談ください。
慰謝料請求された場合
「既婚者と知らなかったのに請求された」という場合、知らなかったこと・知り得なかったことを示す資料(プロフィール・やり取り)が反論の柱になります。すぐに署名・支払いをせず、弁護士に相談してください。
証拠
保存しておきたいものは次のとおりです。
- プロフィール画面(独身表示・自己紹介文)のスクリーンショット
- メッセージのやり取り(アプリ内・LINE移行後の両方)
- デートや旅行の記録(日時が分かるもの)
- 既婚と発覚したきっかけのやり取り
よくある質問
アプリの運営会社に通報すれば解決しますか?
通報はアカウント対応に留まることが多く、慰謝料の問題は別途の検討が必要です。記録を保存したうえで弁護士にご相談ください。
相手が退会してプロフィールが見られません。
手元に残るやり取り・通知・スクリーンショットも資料になり得ます。残っているものを整理して相談してください。
数回会っただけでも慰謝料請求できますか?
関係の深さや経緯によって判断が異なります。可否を断定できないため、事情を整理して弁護士にご確認ください。
配偶者から請求されましたが、本当に既婚者だと知りませんでした。
知らなかったことを示す資料の整理が重要です。回答期限を確認し、早めに弁護士へ相談してください。
本サイトは一般的な情報提供を目的としており、慰謝料の獲得・減額・解決を保証するものではありません。個別の見通しは弁護士にご相談ください。掲載内容は公開時点のものであり、最新の情報は弁護士にご確認ください。