突然の請求書や内容証明に、大きな不安を感じている方へ。請求されたこと自体で全てが決まるわけではありません。署名・支払いの前に確認すべきことを、順番に整理しましょう。
請求書・内容証明が届いたときの初動
まず、差出人・請求金額・請求の根拠・回答期限を確認し、書面は封筒も含めて保管してください。感情的に相手へ連絡したり、事実関係を認める発言を急いでしないことが大切です。
無視を続けると、訴訟など次の手続きに進む場合があります。期限内に対応方針を決めるために、早めに弁護士へ相談しましょう。
すぐに署名・支払いをしない
提示された示談書にその場で署名したり、言われた金額をすぐに支払うことは避けてください。一度署名・支払いをすると、後から内容を争うことが難しくなる場合があります。
「早く終わらせたい」という気持ちは自然なものですが、確認すべき点を確認してからでも遅くありません。
請求額が妥当か確認する観点
請求額が妥当かどうかは、次のような事情によって変わり得ます。
- 不貞関係の有無: そもそも不貞行為と評価される関係だったか
- 相手夫婦の婚姻関係: 婚姻関係が既に破綻していたと言える事情はないか
- 故意・過失: 既婚者と知っていたか、知り得たか
- 求償権: 配偶者側との責任の分担がどう扱われるか
減額交渉について
事情によっては、金額や支払条件について交渉の余地がある場合があります。ただし、交渉できるかどうか、どの程度現実的かは事案により異なり、結果を約束できるものではありません。
交渉の進め方を誤ると状況が悪化することもあるため、弁護士に依頼するか、少なくとも方針の相談をしてから動くことをおすすめします。
示談書の注意点
示談書では、金額・支払方法のほか、清算条項(これ以上互いに請求しない)、口外禁止条項、接触禁止条項、違約金条項、求償権の扱いを確認します。
条項の意味が分からないまま署名することは避け、署名前に弁護士のチェックを受けましょう。
よくある質問
請求を無視するとどうなりますか?
無視を続けると、訴訟提起など次の段階に進む可能性があります。対応の要否や方針を判断するためにも、放置せず弁護士に相談することをおすすめします。
支払うお金がありません。どうすればよいですか?
支払能力は交渉で考慮され得る事情の一つで、分割払い等が検討される場合もあります。状況を整理して弁護士にご相談ください。
不貞行為はなかったのに請求されています。
事実関係を争う場合は、交際の経緯ややり取りの記録を整理することが重要です。回答の前に弁護士へ相談してください。
家族に知られずに対応できますか?
連絡方法や書類のやり取りに配慮しながら進められる場合があります。相談時にご希望をお伝えください。
本サイトは一般的な情報提供を目的としており、慰謝料の獲得・減額・解決を保証するものではありません。個別の見通しは弁護士にご相談ください。掲載内容は公開時点のものであり、最新の情報は弁護士にご確認ください。