愛知県で不同意性交等罪にあたる被害を受けた方、あるいは相談先を探している方に向けて、地域の窓口と手続の進み方をまとめました。罪の要件や8つの事由、時効といった制度そのものは不同意性交等罪とは(2023年改正の要点)で解説しています。
愛知県の窓口は性暴力救援センター 日赤なごや なごみ(病院拠点型)(052-835-0753/24時間365日)です。
愛知県のワンストップ支援センター
性暴力救援センター 日赤なごや なごみ(病院拠点型)は病院拠点型(行政の相談窓口「ハートフルステーション・あいち」0570-064-810/月〜土 9:00〜20:00 と併存)です。電話は052-835-0753、受付は24時間365日。医療・法律・心理の支援を一か所でつなぐ役割を担っています。
愛知県には、行政の相談窓口と病院拠点型の支援センターの両方があります。医療的な対応(外傷の診察、緊急避妊、証拠採取)を急ぐ場合は、病院に併設された「なごみ」のほうが動きが速く、24時間つながります。まず話を聞いてほしい段階なら、ハートフルステーション・あいちでも構いません。
証拠の採取は時間の経過とともに難しくなります。着替えや入浴をためらう必要はありませんが、可能であれば当日の衣類を洗わずに袋に入れて保管し、受診時に持参してください。
愛知県の警察・弁護士会
緊急時は110番、それ以外は愛知県警察の窓口か#9110、性犯罪の相談は#8103です。弁護士については愛知県弁護士会で法律相談の案内を受けられます。収入等の条件を満たす場合は、法テラスの無料法律相談や弁護士費用の立替制度も使えます。
裁判になった場合の管轄
刑事裁判は原則として犯罪地を管轄する裁判所、民事の損害賠償請求は被告の住所地や不法行為地を管轄する裁判所で行われます。愛知県を管轄するのは名古屋地方裁判所で、本庁(名古屋市中区三の丸)のほか、一宮・半田・岡崎・豊橋の各支部があります。
三河地域(岡崎・豊橋方面)で被害を受けた場合は、刑事事件が岡崎支部・豊橋支部で扱われることがあります。名古屋市内の事務所に依頼するときは、出張日当の扱いを見積もりの段階で確認してください。
刑事と民事は別に進む
警察・検察が刑罰を科すかを決めるのが刑事、被害を受けた本人が賠償を求めるのが民事です。刑事で不起訴になっても民事で慰謝料が認められる場合があります。要件、8つの事由、時効(刑事15年/民事5年)、証拠の考え方は解説ページにまとめています。
行政窓口と病院拠点型の使い分け
愛知県の特徴は、相談を受ける行政窓口と、診察・証拠採取まで一か所でできる病院拠点型が並存している点です。被害から日が浅く、体の状態が心配な段階では病院拠点型、時間が経っていて今後の進め方を考えたい段階では行政窓口と、時期によって適した入口が変わります。どちらに電話しても、必要に応じてもう一方へつないでもらえます。
よくある質問
愛知県で被害に遭いましたが、住まいは他県です。どこに相談すればよいですか。
どちらの窓口でも相談できます。捜査は被害地を管轄する警察が担当することが多いため、まずは性暴力救援センター 日赤なごや なごみ(病院拠点型)(052-835-0753)か#8891に電話し、進め方を確認してください。
受付時間外に相談したいときは。
24時間365日以外の時間は、全国共通の#8891(ワンストップ支援センター)や#8103(性犯罪被害相談電話)につながります。緊急のときは時間帯を問わず110番を優先してください。
窓口の名称・電話番号・受付時間、裁判所の支部構成は2026年9月6日時点の公表情報に基づきます。最新の状況は各窓口の案内をご確認ください。本記事は一般的な法律情報であり、個別の法的助言ではありません。